初めてプロ野球を見るときに知っておきたい基本ルール

「プロ野球の魅力なんて、実際に野球のルールを知らないと、全然面白くないんじゃないの?」というお気持ちを抱いている方もけして少なくはないでしょう。

でも、実際にプロ野球をスタジアムに足を運んで観戦するにしても、テレビで見るにしても、多少のルールや知識を持っておくことは、魅力を存分に味わう上では必要です。ただ、何も深く知ろうとする必要はありません。本当にさわりだけでもいいのです。どうやったら点が入るのか、アウトやセーフってどうやって決まるのか、ポジションの名前は何か…そのくらいのことでかまわないのです。

例えば、あなたが初めて手に取った本を読むことになったとしましょう。もちろん、読む前はその本の内容を知るはずもありません。しかし、その本を手に取ったからには、何かに心を惹かれたからであり、それは表紙のデザインかもしれませんし、背表紙に書いてある本のわずかなあらすじかもしれません。しかし、目隠しして手に取った本に関しては、まったく知識もないので、興味もなければ、読んでもちんぷんかんぷんかもしれません。

プロ野球だってそうなのです。本当にごく簡単で良いからルールを覚えておきましょう。プロ野球は1回から9回まであり、それぞれのチームが表と裏で攻撃、守りを交互に行います。打者は投手の球を打てば1塁へと走ります。ゴロになり、守備側の送球よりも早く1塁に間に合えばセーフとなるわけで、これを2塁、3塁と進み、最終的に本塁でもセーフになれば1点入ります。ランナーがたくさんいれば相手にとってはピンチであり、味方にとってはチャンスとなります。

これだけでも十分です。どうやったらチャンスになり、どうやったら得点できるのか。これだけを知っておくだけで、プロ野球の魅力を存分に味わえるはずです。そうして見ていくうちに、徐々にルールを感覚でつかめるようになって来るでしょう。選手の名前や特徴も徐々に分かってきます。そうなると、ますますプロ野球が楽しいものになってくるはずです。