「プロ野球って、やっぱりひいきにしている球団があるから魅力を感じるんじゃないの？私みたいに気になる球団がないと、プロ野球もちょっと興味なくなっちゃうよね」

そういった声は良く耳にします。確かに応援する対象がなければ、興味も半減してしまう…そういった気持ちも分からなくはありません。しかし、応援する対象が見つかれば、きっとプロ野球に興味を抱き、そこから魅力を感じるはずです。

かつては「巨人、大鵬、卵焼き」という流行語があるほど、読売ジャイアンツの人気は全国的にすごいものでした。確かに巨人は戦前から存在する日本で最も長い歴史を持つチームの１つであり、シーズン中は巨人戦を全国放送するなど、注目度が高まり、自然と巨人ファンになったという方も多いはず。

しかし、時代は変わり、札幌や仙台、福岡といった地方中枢都市を本拠地に持つ球団が増えたことで、その街や地方の球団のファンになる方が増えています。このように、自分が住んでいる、もしくは出身である街や地方の球団を気に掛けてみることで、少しずつ愛着が芽生え、プロ野球の魅力を感じられるようになってくるのではないでしょうか。

また、もしお住まいの地域など、自分にゆかりがある街や地方にプロ野球チームがない場合は、チームからではなく、特定の選手に注目してみるのも良いでしょう。選手名鑑やニュース番組、プロ野球関連雑誌など何でもかまいません。ちょっと気になる選手を探してみる…そこから所属しているチームが気になり、やがて好きなチームができるかもしれません。