実はプロ野球のスタジアムはアミューズメントパークなのだ!

一昔前まで、プロ野球が開催される野球場というのは、薄暗くて、地味な建物で、野球を見るためだけのスペースという場所でした。野球場は野球をするためのスペース…確かに野球場の定義からすれば、それで間違いはありません。しかし、プロ野球の本拠地というのは、最近ではプロ野球にあまり興味がない方でも、アミューズメントパークのような感覚で足を運ぶことも出来ますし、様々な趣向を凝らした座席を用意しているところもあるのです。

このように、野球場はプロ野球観戦だけではなく、球場周辺も一体化して、アミューズメントパークのような様相を呈している形態をボールパークと呼んだりします。大リーグでは非常に一般的だったこの形態ですが、今では日本のプロ野球が本拠地とする野球場でもこのような形態が増えています。

例えば、福岡ソフトバンクホークスが本拠地を置く福岡ヤフオクドーム。周辺地域には玄界灘を望む海岸線が広がり、ベイエリアには大きなホテルなども立ち並ぶ、リゾート地のような観光スポットとなっています。福岡ヤフオクドーム自体にも、お子様連れのお客様に便利な託児所の施設を設置するなど、プロ野球観戦にはとても便利です。

また、広島東洋カープが本拠地を置くMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島のスタジアム内にはフードコートがあったり、焼肉が出来るパーティー座席があったり、寝転びながら野球を観戦できる「寝ソベリア」があるなど、そのシートにも趣向を凝らしたものがたくさんあります。

千葉ロッテマリーンズが本拠地を置くQVCマリンフィールドは、周辺に幕張メッセなどがあり、球場のすぐ外は東京湾の砂浜があり、幕張地域を含めたレジャータウンとなっているのです。

このように、今の野球場は昔のイメージとは大きくかけ離れており、プロ野球ファンでなくとも、有意義に時間を楽しめるついでに、ショッピングや食事などを楽しめる…つまり、アミューズメントパークのような場所でもあるのです。