通なあなたへ…データチェックでプロ野球を数倍楽しく!

かつて、今はなき南海などでプレーした野村克也さんがヤクルトスワローズの監督時代に「ID野球」というデータを重視した野球を提唱し、チームを優勝へと導いたことで、さらにデータというものへの注目度は高まりました。相手の傾向をこと細かくデータ化することによって、対戦相手の弱点を丸裸にし、試合を戦う上での戦略に利用していました。

通なプロ野球ファンの方々は、ぜひデータを参考にしながら観戦してみるというのはいかがでしょうか?

当然、プロ野球の球団のようにスコアラーはいません。だったら、どうやってデータを集めたら良いのか…と考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、何も難しく考えることはありませんし、ちょっとしたデータであれば、インターネットを利用することでチェックすることも可能です。最近では、インターネットのスポーツニュースなどでも、選手名鑑をチェックできるだけでなく、各選手の現在の成績などもリアルタイムで更新するサイトも存在します。

例えば、打者であれば、相手が左投手か右投手かの別で打率を掲載しているところもあります。一方、投手であれば、ストレートと変化球の割合や、右打者と左打者別にどの程度打たれているかという被打率もチェックできます。

このように、ちょっと通なデータをチェックすることで、プロ野球をより戦略的に、奥深いところまで体感することができます。こういったデータを参考にしたり、また自分自身でスコアシートに一球ごとの記録を取ってみたりすることで、まるで自分が監督になったような気分で観戦してみるのもプロ野球の通な魅力といえるでしょう。